夏の訪れ 路傍に散るもののシャンソン

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2008年8月〜2009年12月、録音制作された。(mp3, 5'08, 7.1MB)

曲:
Claude Debussy (1862 - 1918)
Marche ecossaise sur un theme populaireより

カバーである。
であるが、まぁまぁ飛躍しているかもしれない。

幾度夏を過ごしたことか、もう勘定しても仕方がないことと感じるが、ある年、熱帯で何ヶ月か過ごしたことがあり、余分に夏を過ごしたその年は忘れ難い記憶となった。

赤い花、毎朝キュインキュインと鳴く知らぬ鳥、濡れた鋪道、愛おしい光景が呼び覚ます、生の感覚。官能。
夏。人生はそれほど悪くないと思える季節。
それを賭すならば、高くつくだろう。

ゆえに渾身の言葉と音で。


<歌詞>

夜の町 稲光 眠れない 土砂降り
低気圧が通過する 稲光に浮かぶ町

醜い嘘が美しい歌になるなら
目を背ける裏切りが歌になるなら

夜は知っている 風は知っている 夏は知っている

国境を越える風のように 海峡を渡る風のように
自由に飛ぶことができれば あなたに届くのだろうか
国境を越える鳥のように 海峡を渡る鳥のように
自由の羽を背にはばたかせ 夢を見る あなたに会おう

夏の日よこんにちは
赤い花が蒸し暑い朝そっと開く
野性が影もなく放射する
その鼓動にこの身を任す

夜の町 稲光 眠れない 土砂降り
低気圧が通過する 町に夏が訪れる

醜い嘘が美しい歌になるなら
目を背ける裏切りが歌になるなら

夜は知っている 風は知っている 夏は知っている

夏の日よ永遠に!
赤い花が濡れた舗道にぽとりと落ちる
野性は音もなく発火する
その炎にこの身を任す

国境を越える風のように 海峡を渡る風のように
国境を越える鳥のように 海峡を渡る鳥のように

夜は恒星のように眩しく
生きる証しを露わに曝す
夏の風よ
あなたへ届け
この路傍に散るものを飛ばせ


<使用道具>

手拍子 | マラカス |
ドーラク | 中太鼓 | テフ | ダウル |
リコーダー(ソプラノ,ソプラニーノ) |
擦弦ギター | クラシック・ギター | マンドリン