その祈りは解読されてはならない なぜならそれは犠牲だから
07/Jun/2006 21:16
2005年5月から11月にかけて録音・制作された。 (mp3, 4'53, 5.6MB)
英国の無言劇で歌われる曲で、歌詞の意味が聴衆に知れると幸運が逃げてしまうと考えられている曲があるという。
イースター島の古語(Rongorongo)は失われた言語であり、現イースター島民は、島に伝わる古謡を歌えど、その意味をわかるものはいない。
ダム湖に沈んだ集落が、渇水の年に湖底に露出することがある。
これらのエピソードに触れたとき、それは祈りであり、犠牲でもあると感じられた。失われ、取り戻すことの出来ないものが暗示する受難。
そんなふうに、クエスチョンマークの背後にある祈りと犠牲を、素朴な、フォーク・ソング風の曲にのせて歌ってみようと思ったのです。
<歌詞>
(イースター島古語 Rongorongo語によるイントロに続き)
風に吹かれ 丘の上 目を閉じた
そこは昔 故郷の町だった 二度とは戻れない
君は僕の大切な人だった
まるで君が今もそこにいるようだ 緑の木の下で
眠るあなたはまるで珊瑚になる
深い海の底で光を放つ
風に吹かれ 記憶の歌を口ずさんだ
その言葉をわかる者はもういない 二度とは戻れない
君となら僕はどこまでも行ける
祭りの夜 冒険に出発さ
全力で 全速力で
眠るあなたはまるで銀河になる
暗い夜の空に虹をかける
消え去った町の上で会おう
忘れられた言葉で歌をうたおう
<使用道具>
サヌカイト / チン / ギター・ケース / 手拍子 / 瓶 / ドーラック /リコーダー / 送油チューブ / 鍵盤ハーモニカ /
ギター(エレキ・ギター / クラシック・ギター )