チューブ
tube
- 産地:
- たぶん日本
- 材質:
- 樹脂
- 分類:
- 気鳴楽器
- 奏法例:
- 振り回す
機械油まみれで真っ黒なチューブを拾ってくる。洗剤とたわしと歯ブラシでごしごし、それはそれは丹念に洗う。よーく洗わないとね。万一、お部屋を油まみれになどしたら家人からこっ酷く叱られるだろう。この馬鹿と。音の冒険者、音世界のフィールド・ワーカー(つまり俺)というものは孤独な、ロンリーなウルフであり、その精神性はこどもなのだよ。
さて、洗浄完了したらおもむろに振り回してみようぜ。←この辺りのセリフの感覚は、若者がオートバイに手を加え、ゴキゲンな単車に仕上げたなら、髪に櫛を入れつつ「海へ行こうぜ」と、ポニーテールの彼女にキメるセリフの感覚とほぼ等しい。音の冒険者、音世界のフィールド・ワーカー(つまり俺)にとっては。
「ひゅうううう」
アンビエントな笛のような音色が付近に響いた。
(2007年5月記述)