海の物語
07/May/2007 23:02
2007年2月から2007年5月にかけ録音・制作された (mp3, 1'44, 2.0MB)
ジャン・コクトー Jean Cocteau によれば河の欲望とは次の通り。
河の欲望は海なのだ。河は長い旅の終わりに海と接吻し、いとも楽しげに海へ流れ込むのだ
『大胯びらき』 ジャン・コクトー 澁澤龍彦訳 福武書店 1989年
きっと、そんな言葉や、不条理な感覚などが混ぜこぜになって書かせた曲なのだろう。決して作りこまれてはいないちょっとした弾き語り風の曲。
川を下ればいつか海に辿り着くのだろう。昔から川が好きだった。そして海は遥か彼方の風物だった。12歳のとき、初めて海を見た。
<歌詞>
記憶を遡り 川を下る
海が見えたその時 川は船を裏切る
俺は川底に沈んでいく
海よ
辿り着けぬ海よ