北国への道

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2006年7月から2007年1月にかけ録音・制作された。 (mp3, 4'47, 5.5MB)

 移動音楽班Sunday#9という楽団をやっていた頃書いた曲をアレンジした。その頃ものした曲も機会があれば超個人的なアレンジと楽器のセットで演奏したい気持ちはある。

 最初に書かれた当時、歌詞は俳句のような短歌のような(どちらでもないけれど)一節だけだった。

 晴れた日に 北国への道 蜃気楼 二人唯の夢

 二人であるからして何らかのロマンスを前提にしているのだが、それがハッピーなものかアンハッピーなものかは受け取り方次第だ。時を経て、再びこの曲と向かい合ったときに、それだけで足りている気もしたが、心情を吐露するような一節も付け加えてみた。

 時を切り取れたら

 やはり、だからといって状況を説明するようなものではない。幸せなひとときを保存したいのかもしれないし不幸な今を取り除きたいのかもしれない。ぼんやりした夢のような曲の中で、何かに焦点が合う、というような瞬間を演出できればという意図です。

 破滅への逃避行か、ある愛の頂点を歌ったものか、旅人の回想なのか、それとも。どうか自由に受け止めてください。

<歌詞>

晴れた日に 北国への道 蜃気楼
二人唯の夢

風に揺られ 土に帰る
風に揺られ 灰に帰る

雲が流れていく
時を切り取れたら

晴れた日に 北国への道 蜃気楼
二人唯の夢

晴れた日に 北国への道 蜃気楼

<使用道具>

カルタール / グンガール / チン / ケンガリ /
ムビラ / 木琴 / ドーラック / リコーダー / FAX用紙の芯 / カズー /
フォーク・ギター / クラシック・ギター / エレキ・ギター / 擦弦ギター