杖鼓 チャンゴ

changgo


産地:
大韓民国
材質:
木、皮
分類:
膜鳴楽器 両面 砂時計型 紐締め
奏法例:
片手に低音打撃用の太いバチ(木製)、もう一方の手に高音打撃用の細いバチ(竹製)を持ち、それぞれの膜面を叩く。以前、私が訪れた済州島系の在日韓国人が主体となって営まれている寺院(大阪府)では、低音は手のひらで、高音は細いばちで叩き演奏していた。
チャンゴ 
コメント:

大韓パーカッションの華である(と私は思う)。初めてそれを目にしたのは確か1991年のことだったと記憶する。杖鼓の他、銅鑼や鉦、太鼓などを狂ったように強打する現場に居合わせ、それらの音と荒々しいビートの虜になった。私が打楽器について思うとき、このとき体験した打撃音は常に頭の片隅にあるといってもよい。私はスタイルの模倣は眼中にない。音の非文化的な野性への働きについて追究するだけだ。決まったね。ん、振り返ると、ときどきスタイルの模倣もする。

そのような経緯で憧れつづけたこの楽器を遂に入手した(2007年)。サイズ的には小学生用らしい。まぁ、私にはぴったりだろう。

(2007年5月記述)


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